
今回の夫婦旅で、あとから一番強く残ったのは、
どこを回ったかよりも「泊まり方」でした。
正直、出発前はそこまで深く考えていませんでした。
連泊にするか、毎日移動するか。
スケジュールを組むときは、
観光地の数や距離ばかり見ていた気がします。
体のことは、あまり意識していませんでした。
でも、旅が始まって数日たつと、
朝起きたときの感じが明らかに違いました。
「あ、これ、連泊にしてなかったら
結構きつかったな」
そんな感覚が、あとからじわっと来ました。
快適だったとか、楽だったとか、
そういう話ではありません。
単純に、体の疲れ方が違った。
今回はそれを強く実感しました。
50代になってから、旅の疲れ方が変わったと感じた
若い頃と同じ感覚で旅の予定を組んでいると、現地で「あれ?」となることが増えました。
無理な行程を組んだつもりはありません。
移動距離もそこまで長くない。
それでも、体の反応が違います。
今回の旅で一番分かりやすかったのは、疲れがその日に出ないことでした。
歩いている最中は問題ないのに、翌朝になってから腰や足に来る。
この「あとから来る感じ」が、思っていた以上に効きます。
移動そのものがつらいというより、
毎日の移動、チェックアウトの時間、荷物の整理。
そういう細かい動作が積み重なっていく感覚でした。
50代になってからの旅は、体力が一気に落ちたというより、
回復が遅くなった、というほうが近い気がします。
この前提を意識しているかどうかで、
旅の後半のしんどさはかなり変わるな、と感じました。
移動泊が続くと、思っていた以上に体力を使っていた
今回の旅でも、最初は移動泊が続きました。
一泊して、次の日はまた移動。
それ自体は、特別きつい行程ではありません。
電車や車に長時間乗るわけでもないし、
距離もそこまでではない。
観光地も、詰め込んだつもりはありませんでした。
それでも、毎日「次の宿へ向かう」という前提があると、
気づかないうちに体力を使っていました。
チェックアウトの時間を気にして、
荷物をまとめて、
忘れ物がないか確認して。
移動そのものより、
その前後の細かい動作が多い。
これが、あとから効いてきます。
一日単位で見ると、大した疲れではありません。
でも、それが何日か続くと、
朝起きたときの重さとして残っていました。
移動泊は、動いている最中は気づきにくい。
だからこそ、「思っていた以上に使っていたな」と、
あとから実感する形になりました。
連泊にしたことで、朝のしんどさが明らかに違った
途中から連泊に切り替えたことで、
朝の感じがはっきり変わりました。
目が覚めた瞬間の重さが違います。
起き上がるまでの時間も、どこか余裕がありました。
「今日は移動しなくていい」
その前提があるだけで、
体も気持ちも構え方が変わるんだな、と感じました。
チェックアウトの時間を気にしなくていい。
荷物をまとめなくていい。
朝から次の行き先を考えなくていい。
一つ一つは小さなことですが、
それがないだけで、朝の消耗がかなり減ります。
連泊だからといって、
特別ゆっくり寝たわけでも、
何もしなかったわけでもありません。
それでも、動き出す前の段階で
体力が削られていない。
この差は、想像以上に大きかったです。
観光地を減らしたのに、満足感は下がらなかった
連泊にしたことで、
結果的に回る観光地の数は減りました。
正直、出発前は
「少し物足りなくなるかな」
という気持ちもありました。
でも、実際に過ごしてみると、
その感覚はあまりありませんでした。
移動に追われない分、
一つの場所にいる時間が長くなります。
写真を撮って終わり、ではなく、
少し座って休んだり、
何となく周りを眺めたり。
そういう時間が入るだけで、
「来た感」は意外と残ります。
観光地の数が多いかどうかより、
その場所でどれだけ余裕を持てたか。
今回は、そのほうが
満足感につながっていた気がしました。
夫婦旅では「移動を減らす」判断が効いてくる
今回あらためて感じたのは、
夫婦旅では「移動を減らす」という判断が、
思っている以上に効いてくるということでした。
どちらか一人が元気でも、
もう一人が少し疲れていると、
そのまま無理が積み重なっていきます。
「せっかくだから行こう」
「ここまで来たから回ろう」
そういう判断が、
気づかないうちに体力を削っていました。
移動が少ないと、
その日の体調や気分に合わせて
動き方を変えやすくなります。
今日は少しゆっくりしよう。
思ったより元気だから、少し出かけよう。
そういう微調整ができる余地があるだけで、
旅全体のしんどさはかなり変わりました。
夫婦旅では、
行き先を増やすことより、
余白を残すほうが合っている。
今回は、そんな実感が残りました。
まとめ
今回の夫婦旅で強く残ったのは、
連泊にしたかどうかで、
体の疲れ方がはっきり変わったということでした。
移動泊が悪い、という話ではありません。
若い頃なら問題なかった行程も、
今は体への出方が違う、というだけです。
連泊にしたことで楽になったのは、
観光の内容よりも、
朝と夕方の余力でした。
どこまで回れたかより、
どんな状態で一日を終えられたか。
その積み重ねが、
旅全体の印象を決めていた気がします。
50代の夫婦旅では、
移動を減らす、余白を残す、
そんな判断が合う場面も多い。
今回は、連泊にして正解だった。
それが、率直な感想です。