
北海道旅行は、
日程を決める段階でつまずく人がとても多いです。
特に
「何日あれば足りるのか」
ここを曖昧なまま決めてしまい、
あとから無理に気づくケースは少なくありません。
調べてみると、
2泊3日でも行ける、3泊4日が一般的、
時間があれば長いほうがいい、
いろいろな意見が出てきます。
でも実際には、
日数そのものよりも、
その日数でどこまで動くつもりなのかが問題になります。
北海道は広く、
移動にかかる時間も本州とは感覚が違います。
そこを読み違えると、
観光した記憶より、
移動していた記憶のほうが残る旅になりがちです。
私は北海道に住んでいて、
日常的に距離や移動時間を体感しています。
その上で道内を何度も移動し、旅もしてきましたが、
日程については
「これは詰めすぎだったな」
「もう少し余裕が必要だったな」
と思うことが何度もありました。
この記事では、
北海道旅行で「何日必要か」を考えるときに、
事前に整理しておきたい判断の軸をまとめています。
おすすめの日数を決める話ではありません。
あくまで、
移動だけで終わってしまう旅を減らすための内容です。
これから北海道旅行を計画している方は、
日程を決める前に、一度だけ目を通してみてください。
北海道旅行は「何日必要か」で失敗しやすい
北海道旅行の相談で多いのが、
「結局、何日あれば足りるんですか?」という質問です。
でも実際は、
この考え方そのものが、失敗の入り口になりやすいと感じています。
理由は単純で、
日数だけを先に決めてしまうと、あとから無理が出るからです。
2泊3日ならここまで、
3泊4日ならここも行けそう、
そんなふうに予定を足していくうちに、
気づけば移動時間ばかりの行程になってしまいます。
北海道では、
「行けるかどうか」と「楽しめるかどうか」は別です。
時間的には間に合っていても、
余裕がなく、
振り返ると移動の記憶しか残っていない、
そんな旅になってしまうことも珍しくありません。
だから最初に考えるべきなのは、
「何日あるか」ではなく、
その日数で、どんな動き方をするつもりなのかです。
ここを整理しないまま日数だけ決めてしまうと、
北海道旅行は、思っている以上に疲れるものになります。
北海道の距離感を知らないまま日程を組む危険
北海道は広いです。
この一言で片づけられがちですが、
旅行の日程を組む場面では、
その広さを正確にイメージできていないことが多いです。
地図で見ると、
都市や観光地がそれほど離れていないように見えます。
その感覚のまま予定を組むと、
あとから移動の負担に気づくことになります。
たとえば札幌を拠点にした場合、
一日で無理なく動ける距離は限られます。
積丹に行って戻ってくる、
富良野やエスコンに行って帰ってくる。
そのくらいが、
気持ちにも体力にも余裕を残せる移動距離です。
札幌から旭川に行きたい場合は、
札幌を拠点に日帰りで往復するより、
富良野経由で拠点を旭川に移してしまったほうが、
移動はずっと楽になります。
函館は、
そもそも「行って帰ってくる」距離ではありません。
北海道に住んでいる私でも、
札幌から函館を一日で往復する移動は、
正直、避けたいと感じます。
函館を組み込むのであれば、
拠点を移す前提で考えないと、
移動だけで一日が終わってしまいます。
北海道では、
「どこを回るか」と同じくらい、
どこを拠点にするかが重要です。
拠点をどうするかを決めないまま、
移動を重ねる日程を組んでしまうと、
想像以上に体力を使う旅になりやすくなります。
2泊3日・3泊4日で起きがちなこと
北海道旅行で多い日程が、
2泊3日や3泊4日です。
移動日と帰る日を考えると、
実際に自由に動ける時間は、
思っているより限られます。
この日数で、
拠点を決めずに移動を重ねる予定を組むと、
移動そのものが旅の中心になりやすくなります。
一方で、
2泊3日でも、
動き方を絞れば無理のない日程は組めます。
たとえば、
1泊目は新千歳空港に到着して札幌を観光し、札幌泊。
2泊目は札幌から富良野を経由して旭川へ向かい、旭川泊。
帰りは旭川空港から戻る、という動き方です。
または、
札幌から登別へ向かい、
温泉に入ってそのまま宿泊し、
翌日は新千歳空港から帰る、という組み立ても考えられます。
このように、
拠点を意識して動きを整理すれば、
短い日程でも、移動に追われにくくなります。
2泊3日や3泊4日が悪いわけではありません。
ただ、
拠点と移動の流れを決めないまま詰め込むと、満足度は下がりやすい
という現実があります。
日数が増えると「できること」はどう変わるか
2泊3日でも、
拠点と移動の流れを整理すれば、
無理のない旅は成り立ちます。
ただ、
日数が一日増えるだけで、
旅の組み立て方は大きく変わります。
先ほどの2泊3日の動きを例にすると、
旭川のあとに知床方面へ向かい、
知床や北見に泊まり、
翌日に女満別空港から飛行機で帰る、
といった広がり方も考えられます。
また、
登別で一泊したあとに函館へ向かい、
翌日は北海道新幹線で帰る、
という組み立ても可能になります。
このように、
日数に余裕が出ると、
「戻るための移動」を減らし、
前に進む形で旅をつなげやすくなります。
移動と観光を同じ日に詰め込まず、
「今日は移動中心」「今日はゆっくり過ごす」
と役割を分けられるのも、
日数がある場合の大きな違いです。
北海道では、
距離が長い分、
思ったとおりに進まないことも珍しくありません。
日数が増えるというのは、
行ける場所が増えることではなく、
動き方の選択肢が増えることだと感じています。
日数を決める前に必ず考えたいこと
ここまで見てきたように、
北海道旅行では、
日数だけでなく、
動き方そのものが満足度を左右します。
そのため、
日数を決める前に考えておきたいのは、
「どこまで行くか」よりも、
どこから入って、どこから帰るかです。
新千歳空港に着いて、
また新千歳空港から帰る前提で考えるのか。
それとも、
旭川空港や女満別空港、
新幹線など、
別の出口を使う想定にするのか。
出口を固定したまま動こうとすると、
どうしても、
戻るための移動が増えてしまいます。
一方で、
出口を変える前提で考えると、
日程に余裕が生まれ、
移動の負担も軽くなります。
また、
一緒に行く人の体力や、
運転できる時間の長さも、
現実的に考えておく必要があります。
北海道旅行では、
日数を先に決めるのではなく、
無理のない動線を描いた結果として日数が決まる
その順番で考えたほうが、
後悔は少なくなります。
まとめ|北海道旅行は「日数」ではなく「動き方」で決まる
北海道旅行で後悔しやすいのは、
何日行くかだけを先に決めてしまうことです。
北海道は広く、
移動にかかる時間も本州とは感覚が違います。
そのため、
日数が足りないというより、
動き方に無理が出てしまうケースが多くなります。
拠点をどこに置くのか。
どこから入り、どこから帰るのか。
その流れを先に考えることで、
必要な日数は自然と見えてきます。
短い日程でも、
動く範囲を絞り、
拠点や出口を整理すれば、
移動だけで終わる旅にはなりません。
反対に、
日数が増えた場合は、
前に進む形で旅をつなげることで、
無理のない行程を組みやすくなります。
北海道旅行に、
「何泊が正解」という答えはありません。
だからこそ、
行きたい場所を増やす前に、
削れる移動や無理のある動きを見直してみてください。
その判断ができれば、
北海道旅行は、
移動の記憶より、
過ごした時間が残る旅になります。